中央地域の観光スポット

生物多様性に特化した熱帯雲霧林

植物は2500種以上、30種のハチドリを含む約400種の野鳥、40種のコウモリを含む約100種の哺乳類、60種の両生類、約100種の爬虫類、数え切れない昆虫が発見されています。モンテベルデは自然保護区が民間と国でバランスよく保護されておりエコツーリズムの発祥地として有名です。

モンテベルデ自然保護区

この保護区は民間と国が共同管理し、保全の成功モデルとして世界中で知られています。 1972年に設立され、もともとは水保全ゾーンとして指定されていました。1951年アメリカから徴兵拒否をしたキリスト教一派のクエーカー教徒たちが移住、生活と環境のバランスを重視する彼らの方針で保護活動が始まりました。その後、熱帯化学研究所に管理が移行され入場料や宿泊料、国の援助金で守り続けています。原生林と二次林のバランスがこの多様性に貢献しています。モンテベルデ自然保護区は14200ヘクタールの広大な森を保護していて、世界中から研究者が集まります。早朝からこの森の観察をするには2段ベットの相部屋が多いですが保護区内の施設に宿泊がお勧めです。

子供の永遠の森

この民間保護区は17400ヘクタールの原生林と二次林があり、国内最大の民間保護区です。 1986年に設立された非営利団体のモンテベルデ自然保護協会は、主にスウェーデン、アメリカ、イギリス、日本の子供たちによって提案され活動を続けています。子供達が率先して多くの国の人々から寄付を集めてきました。 モンテベルデ自然保護区と隣接していてモンテベルデとアレナルゾーンを保護し動物回廊の維持を実現しています。4月、5月は大人気のオナガセアオマイコドリなども観察出来るチャンスがあります。

サンタエレナ自然保護区

この保護区も国と民間の共同管理、約600ヘクタールを保護しています。観光客がモンテベルデ自然保護区に比べて少ないのでプライベート感は抜群。熱帯雲霧林でこちらもケツァールをはじめとする野鳥観察が出来ます。天気が良いと展望台からはアレナル火山も見ることが多いです。ミスト上の熱帯雲霧林で森林浴をお楽しみください。

クリカンチャ自然保護区

原住民の言語で隠された宝を意味するクリカンチャ。モンテベルデ自然保護区と隣接していて隣同士。動物や野鳥の回廊になっています。一部が原生林で殆どが二次林、モンテベルデ自然保護区は熱帯雲霧林に当たりますがこの保護区は熱帯雨林と熱帯雲霧林がミックス、動物や野鳥が好む実のなる木々も多いので観察率が高くなります。特に3月、4月はケツァールが近く観察されることで良く知られています。4月から6月は野鳥愛好家に大人気のヒゲドリも良く観察されています。哺乳類ではオセロット、ノドジロオマキザル、アルマジロ、ハナジロハナグマ、アグーチ、キンカジュ、フタユビナマケモノなど小動物が多く生息しています。


他の観光スポットを見てみる
中央地帯
中央-北部地帯
首都近郊
北カリブ海側
南カリブ海側