北カリブ海側の観光スポット

ブラウリオカリージョ国立公園

中央山脈に位置し、ポアス火山とイラズ火山の山塊の間に、約50,000ヘクタールのコスタリカの中央地域で最大の広さのブラウリオカリージョ国立公園があります。その立地条件は、セントラルバレー(中央盆地)の人口にとって最も重要な水源です。国立公園内には、バルバ火山とカチョネグロ火山、トンネルが横切るスルキの丘があり、北側はラ・セルバ自然保護区(サラピキ)まで広がります。標高36メートルから2906メートルの標高差があります。 景観は原生林の密集した植生におおわれた高い山々によって形成され、そこには約6000種の植物と無数の川と滝があります。最近ではこのブラウリオカリージョ国立公園内でまだ登録されていない幻の滝が見つかっています。この公園には熱帯雨林の中を上空から移動できるゴンドラのアトラクションが隣接しています。樹冠を観察する滅多に出来ない体験が可能です。運が良いと空中ゴンドラからナマケモノ、マントホエザル、クモザル、オオハシなどを観察出来ます。またこの一帯はモルフォ蝶や昆虫観察にも最適です。

トルトゥゲーロ国立公園

この国立公園は、約80キロカリブ海北沿岸に走る運河にあるのでリトルアマゾンと呼ばれ湿気の多い熱帯雨林らしい自然が広がっています。ボートツアーが主流で各ロッジから早朝と午後の国立公園内の自然観察ジャングルクルーズに参加出来ます。トルトゥゲーロという名所はスペイン語のタートル(亀)が由来でアオウミガメの営巣地として有名です。毎年7月-10月の始めに産卵にアオウミガメが戻ってきます。10月、11月は砂浜で子亀の孵化の観察も出来るチャンスがあります。アオウミガメの産卵シーズンにはジャガーも亀を捕りに夜ビーチ付近に現れます。一般には夜のビーチはガイドと共にカメのツアーで訪れることしか出来ませんが、運が良いとトルトゥゲーロの運河を泳ぎながら渡るジャガーの姿を見ることが出来るかも知れません。川沿いで観察の報告が年に数回あります。その他にも水鳥をはじめ400種ほどの野鳥、ワニ、サル、ナマケモノ、オオハシ、バクなど豊富な種類の両生類と哺乳類が生息しています。エコツーリズムで生活する1000人程度の人口のトルトゥゲーロ村の様子を見るのも楽しいオプションの一つです。

バラデルコロラド野生保護区

この保護区は、トルトゥゲーロの北にあるトルトゥゲーロの丘(旧火山)からニカラグア国境に向かって広がっています。ターポンと呼ばれる2メートル級の巨大魚のスポーツフィッシングでも有名な場所。2-5月がベストシーズンですが9-10月も雨が少なくお勧めです。地元参加型エコツーリズムで野鳥観察の穴場スポットとして知られています。野鳥観察にはエル・ソタという民宿がお勧めです。


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